• 混声合唱/オリジナル
  • 新刊

ことばは踊る

新実徳英:「生きてる」混声合唱とピアノのために

JPY: 1,700 yen

数量:
編・著者名
作曲:新実徳英 作詩:小泉𠮷宏
判型/頁
A4判/48頁
JAN
4962864942420
ISBN
978-4-7609-4242-8
演奏時間
12分
発売日
2024.04.24

2024年4月28日、神戸市役所センター合唱団により初演(指揮=新実徳英)。

動植物が描かれた伊藤若冲の〈池辺群虫図〉からインスピレーションを受けて書かれた詩は、生命力とユーモアに溢れている。音楽は詩の世界を大事にしながら、作曲者のアイディアの下、様々なスタイルで展開。最後は「生きてる」ことのメッセージが力強く昇華される。単一楽章。グレード:中級

生きてる   (12’00”)

 この曲は一つの試みである。
 作曲というものは一つの作品の流れの中で一つのスタイルを通すのが従来の方法である。呈示→確保→展開、といった具合に。
 だが、この作品ではその間に異質なものが放り込まれている。現代美術の表現を借りれば「Dépaysement〔デペイズマン〕」(あるはずのないものがそこにある、といった技法)である。意外性が生まれる。それやこれや「場面」が次々に展開していく1楽章形式の曲となった。
 伊藤若冲の『池辺群虫図』から生まれた小泉𠮷宏さんの「生きてる」は、それら群虫のありさまから様々な想像が膨らんでいて、とても生き生きとして愉快である。

 神戸市役所センター合唱団からはこれまでいくつもの委嘱をいただいてきたが、すべて戦争に纏わる題材のテキストであった。平和を強く希求する姿勢によるものだが、今回は自由にテキストを選ばせていただくことになった。
 あらためて思えば、『池辺群虫図』は「平和な世界」を描いているのではないか。自然が自然のままに存在する、であれば、その傍らに人間も人間らしく存在する。ここには平和がある!

 今回の貴重な委嘱をいただいたこと、また出版に際しては少なからぬ方々にご尽力をいただいたこと、この場をお借りして心よりの感謝を記しておきたい。
 さて、この「変わりもの合唱曲」、今後どのように受け入れられていくのか、まことに興味深いことである。
新実徳英

ことばは踊る

新実徳英:「生きてる」混声合唱とピアノのために

JPY: 1,700 yen

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(c)edition KAWAI, a division of Zen-On Music Co., Ltd.