• 歌曲
  • グレード:中~上級
  • 新刊

鈴木輝昭:「影の通路」バリトン独唱とピアノのための

JPY: 1,400 yen

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編・著者名
作詞:瀧口修造/作曲:鈴木輝昭
判型/頁
A4判/24頁
JAN
4962864943748
ISBN
978-4-7609-4374-6
発売日
2025.11.08

バリトン歌手で合唱指揮者でもある大津康平の委嘱作品。
瀧口修造の詩集『妖精の距離』所収の三遍の詩に付曲された。緩-急-緩で設定されている。
「影の通路」「レダ」「瞬間撮影」の3曲。
シュルレアリスムの詩の世界より強いイマジネーションを受け、作曲された。中〜上級


1.影の通路(3’30”)
2.レダ(2’00”)
3.瞬間撮影(3’00”)

第10 回大津康平バリトンリサイタルの委嘱を受けて、瀧口修造の詩集『妖精の距離』所収の三篇の詩〈影の通路〉〈レダ〉〈瞬間撮影〉をテキストとして構成、三つの歌曲を作曲して総タイトルを【影の通路】とした。三作は凡そ[緩-急-緩]の動向で設定されている。
 瀧口修造は、20 世紀の芸術思潮の一つであるシュルレアリスム(超現実主義)の、戦後の日本における支柱であった。詩人としての活動ばかりでなく、美術評論家、画家としての業績も多く、当時の前衛芸術家達の拠点となった『実験工房』を主催するほか国際交流も積極的に行っていた。
 我が国のシュルレアリスムのパイオニアとして知られる瀧口修造の詩は、常に本質的な共通認識を背後に感じさせる。その言葉の存在感は、深く重い。力を帯びた詩句は冷たいニヒリズムを秘めながら、熱いヒューマンな情感を併せ持ち、虚と実を行き来する。
 表面に浮かび上がってくる瀧口のレトリックは、まさに前衛絵画の意匠と幻想に満ちており、音は、その放射される波動から強いイマジネーションを受ける。
 大津康平氏から3 回に渡る委嘱を受け、バリトンによる日本歌曲の可能性を探ってきた。【影の通路】では、バリトンの持つ属性を正面から見据えることで、その語り口、ピアノとのアンサンブル、編成上のリアリティと表現に、様式としての一つの形を定着できたのではないかと思う。




鈴木輝昭

音源はMoment Musique様にご協力いただきました。

動画は全曲が1つにまとまっています。
各曲の演奏開始時間は下記のとおりです。
1. 影の通路(0'09"〜)
2.レダ(3'50"〜)
3.瞬間撮影(6'03"〜)

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鈴木輝昭:「影の通路」バリトン独唱とピアノのための

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