プロフィール

大中 恩
(1924~2018)
1924年7月24日 東京に生まれる。
1945年 東京音楽学校(現 東京藝術大学)作曲科卒業。
合唱曲・歌曲・こどものうたなど、数多くの作品を遺す。校歌なども多数作曲。
土田 藍(つちだ あい)の筆名での詩作があり、その作品も愛され歌い継がれている。
1955年に中田喜直、磯部 俶、中田一次、宇賀神光利と「ろばの会」を結成し、
こどものための音楽と創作の発展に尽くす。
「チュウちゃんが動物園に行ったお話」で第13回文化庁芸術祭大賞受賞。
1961年に畑中良輔、岡部多喜子、中村浩子の協力により、第1回「歌曲の夕べ」を開く。
以後、多くの声楽家の協力を得て、精力的に作品を発表、演奏会を重ねた。
2009年には「大中恩歌曲の世界」6回シリーズを遂行。
自作品のみを演奏する合唱団「コールMeg」を1957年から30年間主宰し、
東京のみならず、北海道から九州に至る各地で精力的な活動を展開したことは特筆される。
コール・グレース(女声)とメグめぐコール(混声)の指揮と指導に尽くした。
最晩年まで作曲活動と演奏会活動を行う。
■受賞歴
文化庁芸術祭大賞・文化庁芸術祭優秀賞・文化庁芸術祭奨励賞・日本童謡大賞
童謡文化賞・にっけん小野童謡文化賞
■受章歴
紫綬褒章受章・勲四等旭日小綬章