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丹羽幸江:「日本音楽うた理論」

価格 : 税込1,760円(本体1,600円)
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著者::丹羽幸江
A5判/92頁
グレード:中級
ISBN 978-4-7609-5028-7


平成30年度から中学校で日本伝統音楽の「歌唱」を取り上げることになった。日本音楽の「歌」には明確な理論があるが、その事を詳しく解説する本が存在しない。
そこで、日本伝統音楽の歌唱法について、「第一部」では理解を促すための音楽理論を示し、日本音楽の「うた」理論の本質を読み解く。
「第二部」は、その理論に基づいた実践例を中心におき、実際に歌う際のポイントを解説。理論と実践という二つの柱で日本音楽の「うた」を理解できる本である。

はじめに
第1部 理論編
 第1章 歌詞と旋律
  1 表現を生む外的要因
  2 歌詞と旋律
  3 旋律パターンの意味と即興演奏
  4 歌と音階との関係 《ひらいたひらいた》の旋律
  5 うたと楽器の関係 ヘテロフォニー
 第2章 歌詞とリズム
  1 言葉の持つ自然なリズム
  2 音楽に乗せられた歌詞のリズム
 第3章 歌詞と音色
  1 音色
  2 音色の技術
  3 装飾法
  4 歌唱法

第2部 実践編
 目的と方法
  1 長唄《勧進帳》より
  2 生田流箏曲《千鳥の曲》より
  3 声明 真言宗南山進流《四座講式》から《涅槃講式》より
  4 能楽喜多流《桜川》網ノ段より
  5 能楽観世流《羽衣》キリより
おわりに


 
<まえがき>

 平成30年度から中学校音楽科の授業では、日本の伝統音楽の「歌唱」が取り上げられるようになりました。さっそく歌唱をどう教えたらいいのかについて、さまざまな試みが行われています。そうしたなかで本書は、日本音楽の「うた」には明確な理論があり、それを知っていただくことで、自信をもって、そして安心して授業を行っていただきたいとの目的で書きました。

 日本音楽の「うた」は、西洋音楽の教育を中心に受けてきた方には、正直なところ、どう歌ったらよいのか、ましてやどう教えたらいいのか、捉えどころのない音楽と感じられるかもしれません。私が大学で行っている授業では、たとえ声楽の訓練を積んできた学生であっても、それらしく歌えるように真似をしても、一筋縄ではいかないことが多いと感じます。もちろん専門の師匠について習えばよいのかもしれませんが、雅楽や箏曲、能楽に長唄、そして文楽と多様な「うた」のすべてに習熟しようとすれば、おそらく何十年もかかります。したがって技術の習得はそこそこにして、教壇に立てるようにしなくてはならないというのが実情です。そのため、ポイントを押さえた理解のために、理論は効率よい手助けとなるはずです。

 従来、和楽器を扱う際には、体感によってエッセンスを伝える方法がよく採られるようです。たとえば生徒に一本締めを「ヨーッ(掛け声)、パン(1拍手)」と体験させ、「間」というものの感覚をつかませるやり方があります。もしここで「間」についての能楽理論を知っていれば、体得だけで終わらせることなく、一歩進んでさらに授業をより深めることができるはずです。じっさいには能楽では間のテンポ感は「コミ」という鑑賞者には知らされない準備の拍にかかっており、打音の1 拍前に声に出さずに「ム」と唱えることでコントロールされます。和楽器よりもより一層わからないものとみなされがちな歌もまた、理論によってわかりやすく説明することが可能です。

 さて本書は、これまで蓄積されてきた「うた」や「歌唱」についての先学による研究の成果を、うたと歌詞との関連という視点からまとめるとともに、これまで授業の中で得てきた独自の知見を加えています。どんなうたにも歌詞があります。そしてうたが声に出して歌われるのは、基本的には歌詞に込められたメッセージを伝えるためです。このことに着目して、本書では、歌詞との関係から歌をいくつかの要素に分解します。うたにおいては、なぜ、その歌詞がそのように歌われなくてはならないのかが説明できなくてはならないと考えるためです。

 本書の第1部では、歌を旋律とリズム、そして音色の3つの観点にわけ、それぞれが歌詞を表現するための要素と位置づけ、歌詞との関わりで見ていきます。本書での試みとして、3点目に挙げました音色には、従来言われてきたような発声法だけでなく、俗に言うコブシなどの装飾法もまた、音色を作り出す要素としました。うたが歌詞をどう表現しようとしているの かという視点で捉えると、コブシもまた単なる装飾ではなく、音色を作りだすと見なすことができるからです。以上のような歌詞との関連で見ていくことで、古代に発生した雅楽や声明、中世の能楽、近世の歌舞伎や文楽、あるいは地歌・箏曲といった異なった種目を共通するやり方で見通すことが可能となります。

 つぎに第2部ではすでに中学校の音楽科教科書などで取り上げられるような代表的な曲を長唄、箏曲、声明、能楽の4種目からえらび、実際にうたう際のポイントを解説します。また第1部での理論が実際にはどう機能し ているのかを示します。

 あたかも日本音楽は説明のいらない「和」の世界の事柄だとでもいうように、体得することはできても合理的な説明を阻む何かがあるかのように敬遠されがちなのですが、理論的ポイントさえ押さえれば、容易に説明可能な音楽であることを理解していただき、いわば理論のバックアップを得て、安心して授業を行っていただけたらと思います。
丹羽幸江

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