第9回三善晃ピアノコンクール 実費出版・企画出版はこちら

全音オンラインショップ
2019年 10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31   
今日
休業
2019年 11月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
休業
受注生産(ODP)発送予定日

Youtube連動実用美声学

嘘音楽辞典 これさえ読めば、たちまち
無敵の音楽通!

午前中のご注文で当日発送 代引・カード払いの場合、営業日に限る(ODP除く)

LOVE THE ORIGINAL 楽譜のコピーはやめましょう

JASRAC許諾番号:
9018423001Y37019
9018423002Y30005
9018423003Y45040

 

トップ > 合唱楽譜 > 混声 > 三宅悠太:混声合唱とピアノのための「遠きものへ──」

三宅悠太:混声合唱とピアノのための「遠きものへ──」

価格 : 税込1,760円(本体1,600円)
数量
 

5500円以上お買上で送料無料

ただいま税込定価1,650円以上お買い上げの場合送料無料!
(送料・手数料を除く商品価格)
ただいま税込定価1,650円以上お買い上げの場合クリアファイルをプレゼント!(送料・手数料を除く商品価格)。 詳細はこちら
★市販CDの有無はこちらよりご確認ください
★領収書につきましてはこちらをご覧ください
★受注生産商品のご注文の場合に数量下にあるオプション選択欄を選択頂く仕様に変更致しました。「受注生産品の納期2週間強了承」をご選択頂かないとカートに入れられませんのでご注意下さい。発送日の目安は左カラムのカレンダーをご覧ください。

カワイ出版ONLINEは2019年8月10日(土)〜8月18日(日)を休業とさせて頂きます
【在庫のある商品】
※現在〜8月19日正午までのご注文は8月19日発送の予定となります。
※ご注文はクレジット・代引きの場合ご注文処理日、銀振・コンビニの場合ご入金確認日となります。ご注意ください。
【受注生産商品(ODP)】
休業の都合で受注生産品の納品は下記の通りとなりますのでご注意ください。
〜8月19日ご注文     ⇒   9月4日(水)お届け予定
以降は通常通り2週間強納品となります。
※ご注文はクレジット・代引きの場合ご注文処理日、銀振・コンビニの場合ご入金確認日となります。ご注意ください。 ※休業期間中にいただいたお問い合わせのメールににつきましては明けてからのご返信となります。
★ご注文はクレジット・代引きは注文確認日、銀振・コンビニの場合入金確認日が注文処理日となります(午前中まで。午後以降は翌営業日となります)。
※受注生産品ご注文の際、納期指定をされる場合は必ず2週半以降をご指定下さい。
希望納期を規定納期未満でご指定頂いた場合、確認が取れた後の手配開始となります




楽譜・書籍等………オンラインで注文が可能です。宅配便にて商品をご自宅にお届けいたします。

作曲:三宅悠太
作詩:長田 弘
A4判/44頁
グレード:中〜上級
演奏時間:約15分20秒
ISBN 978-4-7609-2029-7
「VocaliseI/朝の浜辺で」「Vocalise II/海辺にて」「おやすみなさい」の3曲からなる組曲。

Vocaliseの2曲は次の作品とattacaで繋がっている。どの曲もコンクールの自由曲としてすでに多く歌われているが、特に「おやすみなさい」は多くの合唱団からの復刻の希望があった。

今回の復刻に際し、全体的に細かな見直しが楽譜に反映されている。
Vocalise I / 朝の浜辺で(1’00”/3’55” )
Vocalise II / 海辺にて  (1’00”/5’25” )
おやすみなさい           (4’00” )
<まえがき>
 
 2015年に逝去した詩人、長田弘氏の全集を手に取り、詩の一作一作と改めて向き合っていると、全体を貫く“ことば”への哲学の存在を感じずにはいられない。そして、言葉を持たないものたちが語る言葉に耳を傾けること――このテーマを通して、絶望し立ちつくす私たちに一筋の光や示唆を与えてくれる存在として心に迫ってくる――。
 
 《混声合唱とピアノのための「遠きものへ――」》は、「Vocalise機芯の浜辺で」・「Vocalise供審な佞砲董廖Α屬やすみなさい」から成る組曲で、幕張総合高校合唱団による委嘱作品である。言葉の背景にあるものに心を向け、そして紡がれた言葉たちが生命体として瑞々しく存在していく音楽を描くことを主眼とし、その結果2つのヴォカリーズを“言葉”の前に描くこととした(ヴォカリーズとその後に続く本編は、2曲ともattaccaで切れ目なく演奏される)。
 
 「朝の浜辺で」は、東日本大震災が起こった2011年の9月に書かれた詩である――『わたしは福島市の生まれである。ほぼ50年前に家ごと東京に移ってそれっきりになったものの、東日本大震災の被害を受けた福島の土地の名の一つ一つは、わたしの幼少期の記憶に強く深く結びついている。幼少期の記憶は『初めて』という無垢の経験が刻まれている、いわば記憶の森だ。その記憶の森の木がことごとくばさっと薙ぎ倒されていったかのようだ』(みすず書房『詩の樹の下で』あとがき/2011年12月2日 長田弘)――詩中の「無を見ているのだ」という言葉が内包するものに心を向け、対峙し、音として昇華すべく作曲に臨んだ。津波の記憶、レクイエムや祈り…といったものへの感情が根底に流れていた。 

 「海辺にて」は、2006年刊行の『人はかつて樹だった』(みすず書房)に収載されている詩。ヴォカリーズ後に奏されるピアノの2オクターヴユニゾンによる音型は、詩冒頭の「いちばん遠いものが、いちばん近くに感じられる。」という言葉に寄り添う中で、ふと湧き起こった音の稜線だった。――言葉を持たないものたちの言葉に耳を傾けること――これは長田弘が「空の下」をはじめとする他の詩においても訴えかけているテーマであるが、厳しい投げかけであると同時に一筋の光のようにも感じられ、この印象は作曲の源泉にもなり曲全体のトーンや音楽の方向性に大きく作用している。 

 「おやすみなさい」は、2013年刊行の『奇跡―ミラクル―』(みすず書房)に収載されている詩で、20行の“おやすみなさい”とそれに続く言葉から成っている。詩と呼吸を繰り返す中で音楽の律動が生まれ、これまでの緊張や重みから解き放たれ昇華されていく章≒一種のレクイエムとして作曲した。無伴奏による章である。詩の終盤に、「私たちは一人ではない」という印象的なセンテンスが紡がれる。長田弘の同名の詩が存在するが、言葉が消費され、命と命のつながりは空虚なものへと化していくこの時代に、示唆を与えてくれる言葉だと思う。私たちは何によってつながっているのだろうか――。
 
 三宅悠太

ページトップへ