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三善 晃:男声合唱とピアノのための「縄文土偶」 
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作曲:三善 晃
作詩:宗 左近
A4判/32頁
グレード:上級
演奏時間:約11分30秒
ISBN 978-4-7609-1955-0
本書における注意事項1981年作曲の「ふるさと」、1985年作曲の「王子」。その二つの曲からなる「縄文土偶」。「ふるさと」は二つの部分からなるバラードで、「王子」は「ふるさと」のモチーフが想起される。全2曲。テキストは書き下ろし。法政大学アリオンコール委嘱作品。
1.王子(5’00")
2.ふるさと(6’30”)
<まえがき>
《法政大学アリオンコール 第31回定期演奏会》 <未分化の原点で> 男声合唱曲の拙作を、法政アリオンが一夕の演奏会に構成して下さることを、心から感謝しています。 これら以外に、「三つの時刻」という組曲がありますが、これはピアノ・パートが紛失したまま再現されずにいますので(注1)、これら4曲(注2)が、ひとまず、拙作のすべてということになります。
こうしてみますと、男声合唱という媒体は、私には、まだまだ未解決の困難を多く含んでいて、作品は、その困難によって、困難のために書かれた、と言わざるを得ません。謂わば、男声合唱という私にとっての広い未分化の領域は、まだまだ表現への分化を果たしていないのであり、イメージはその原点にとどまっていることになりましょう。音楽とは、その原点からイメージが表現として分化され、再びその原点に戻って未分化の原風景を描く芸術です。まだ、そこに到っていない拙作を聴く今夜は、私には、一つの出発の契機でなければならないでしょう。
今回、法政アリオンから委嘱をいただいた「ふるさと」は、二つの部分からなるバラードです。前半のアカペラは、詩の心理的速度によるパルランド、後半はピアノによる媒質のうつろいの上に詰の幻想が展開します。今回もまた、宗左近さんの書き下しを頂き、それによって、えぐられ、引き裂かれた私の内部に、私は自分との新たな出会いを許されました。 深く、心から、宗さんに感謝致します。
(注1)「三つの時刻」はその後、録音からピアノ・パートを再現し、出版されている。 (注2)当日の定期演奏会では、「ふるさと」の他に「五つのルフラン」「王孫不帰」「クレーの絵本 第2集」がプログラムに組まれている。
***
《法政大学アリオンコール 第35回定期演奏会》 <心を辿る> 宗左近さんの詩〈縄文土偶〉は1981年、法政大学アリオンコールのために書かれた。詩は「王子」「ふるさと」の二篇から成り、私が作曲させていただくことになったが、その年は「ふるさと」だけしか書けず、それが初演された。
「王子」の音は「ふるさと」の前景として聴こえてはいたが、それを「ふるさと」という山に登ってゆく道として定位することが出来ずに4年経ってしまった。今年の秋、それを「ふるさと」の山頂から望見し、改めて辿ってゆくことにした。宗さんとアリオンにお詫び申し上げつつ、改めて男声合唱曲〈縄文土偶〉として捧げる次第である。
「王子」の動機は「ふるさと」にあり、「ふるさと」で想起される。「ふるさと」は「王子」という心(深く沈んだ記憶のレオス流動)の切り口としての意識(私の現在)であるといえようか。 三善 晃 |