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魚路恭子/森山至貴/名田綾子/田中達也:混声合唱組曲「四つのディベロップメント」 
価格 : 税込2,310円(本体2,100円) |
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作曲:魚路恭子/森山至貴/名田綾子/田中達也
作詩:長田弘
A4判/80頁
グレード:中級
演奏時間:約21分50秒
<div class="honmon"></div>2017年4月15日、「合唱団わをん」第1回演奏会委嘱作品。複数の作曲家で一つの組曲を作るというアイディアのもと出来た混声合唱作品。一人の詩人の言葉を四人の作曲家が描き出し展開。組曲ではあるが、曲の書き方がそれぞれ違うため、単曲での演奏が可能である。全4曲。
各曲はピースで購入できる。
1 猫のボブ(魚路恭子 作曲) (5’20")
2 シシリアン・ブルー(森山至貴 作曲) (4’30")
3 冬の金木犀(名田綾子 作曲) (5’30")
4 For The Good Times(田中達也 作曲) (6’30")
<まえがき>
《四つのディベロップメント》について 田中達也(代表) この作品は、長田弘(1939−2015)の詩をテキストにした4人の作曲家による連作組曲です。「ディベロップメント」は、英語で「発展」(ソナタ形式の)「展開(部)」などの意味を持ち、テーマ(詩)に対して作曲家ごとの展開(曲)があるというイメージです。 複数の作曲家による合唱組曲についてはいくつかの前例がありますが、本作品は構成面を重視し、テキスト以外にも「作曲はリレー形式(前の曲が完成してから次の曲を作曲する)で行う」「前の曲を引用可能」というルールを設けて、約2年にわたって書き継がれてきました。
<猫のボブ> 作曲:魚路恭子 素敵な企画にお声掛け頂きワクワクしたのと同時に、冒頭曲だった為大いに悩みました。後に続く作曲家さん達とカラーの被らなそうな自分らしい曲で、組曲として後に活用し得る素材も色々練り込んで…と悩んだのですが、意図は見事に汲まれ発展し、組曲として結実しましたことを心より感謝致します。 作曲当時、世相が安保法制で揺れており原爆投下の慰霊の時期でもあったため作中の一節「平和って何?」という言葉が常に頭にありました。私にとって作曲とは音楽を通して人間、真理、神羅万象といった深遠で根源的なテーマを考える事であり「平和って何?」という答えのでない、けれど根源的で深遠な問いを考え続けることが作品の根底にあります。
<シシリアン・ブルー> 作曲:森山至貴 連作をご一緒したお三方それぞれの作風と、私に与えられた第二曲という役割を考え、スピード感をもって爽やかに駆け抜ける曲を目指しました。 この曲にはちょっとした仕掛けを施しました。曲中にあらわれるたくさんの「青」、それら一つ一つの色合いを音楽にしっかりと反映させるために、それぞれの「青」に異なる和音を対応させて作曲しています。それぞれの瞬間で異なる色彩の美しさを楽しんでいただけたらうれしいです。また、練習番号【G】には魚路恭子さんによる第一曲「猫のボブ」中の「平和って何?」のメロディが引用されています。
<冬の金木犀> 作曲:名田綾子 眼前に広がる鮮やかな色彩や風景を通じて「平和って」「文明とは」と根源的な問いが投げかけられる2曲を受け、3曲目〈冬の金木犀〉では芳しい香りが立ちのぼるような金木犀の描写から「生の自由」という核心に迫ります。未来は達成ではない。生の自由は存在なんだ、という、生きるすべてのものに対する詩人の肯定的で温かい眼差しを、一言一言確かめるように音にのせました。1曲目〈猫のボブ〉とはほのかにサウンドの親和性を、また直前の〈シシリアン・ブルー〉とは繋がりを持たせつつテンポ感や色調を離そうと試みました。そして、終曲へバトンを渡すため、まだ“やりきらない”ように。この連作組曲の試みは、言葉ではなく作品そのもので会話しているような、とても繊細で緊張感の高い(けれどワクワクする)体験でした。
<For The Good Times> 作曲:田中達也 作品の企画を提案した旗振り役としての責任を、「終曲を書く」という形で全うする次第です。前3曲に「書かれていない」ことと自分の音楽とのギャップを埋めていくことで、書くべき音楽が「答え」として示されたように思えます。 委嘱団体である合唱団わをんは本番ごとにメンバーを集め、その都度解団します。その積み上げてきたことが、テキストの最後にある「『終わり』がわたしたちの/世界の一日が、明日はじまるところ。」という一節と重なったのもこのテキストを選んだ大きな要因であり、それはまた、組曲の最後の音が鳴り終わった瞬間に、聴く人が客席にふっと戻ってくることができるような音楽を…という作曲者の思いとも密かにリンクするのでした。 |