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田中翔一朗:混声合唱とピアノのための「父親は」

価格 : 税込1,728円(本体1,600円)
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作曲:田中翔一朗
作詩:谷川俊太郎
A4判/48頁
グレード:中級
演奏時間:約15分05秒
ISBN 978-4-7609-1968-0

2018年1月に仙台で開催された「The Premiere vol.4 歌の誕生日」で、グリーンウッド・ハーモニーによって初演された。作曲者初めての混声合唱作品。
無伴奏の和声の美しさを表現した「ほほえみ」、ワルツのリズムで目まぐるしく転調を重ねる「ここ」、絶望的な響きから子供が生まれる父親の決意を音で綴った「父親は/空に小鳥がいなくなった日」(後者はナレーションとして挿入される)、そして全てを洗い流すような雪の結晶の美しさを表した「きらきら」の全4曲


1. ほほえみ(1’45”)
2. ここ (3’00”)
3. 父親は/空に小鳥がいなくなった日(5’45”)
4. きらきら (4’35”)


田中翔一朗プロフィール

1990年生まれ。茨城県出身。幼少よりピアノを、18歳から作曲を始める。2000年第10回茨城県学生ピアノコンクール最年少グランプリ、2014年現代音楽演奏コンクール競楽XI入選。作曲家として作品は独奏曲からオーケストラ作品まで多岐にわたり、国内外で演奏されている。またピアニストとしてはソロ、室内楽及び声楽や合唱伴奏の分野でも活動する傍ら、10代より新曲初演にも取り組み始め、ピアノソロ、室内楽から協奏曲に至るまで、様々な形で曲の初演に携わる。これまでに新日本フィルハーモニー交響楽団、藝大フィルハーモニア管弦楽団等と共演し、リゲティのピアノ協奏曲等を演奏。サントリーホール等に出演。2016年長谷川良夫賞を受賞。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、2013年東京藝術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻卒業。2017年同大作曲科卒業。現在、同大大学院作曲専攻1年次に在学中。平成27年度青山財団、平成29年度戸部眞紀財団各奨学生。これまでに作曲を小鍛冶邦隆、川崎絵都夫、ピアノを植田克己、 白石光隆、深澤亮子、鎌田百合枝、エクリチュールを國越健司の各氏に師事。



 
<まえがき>

 これまで様々な名作が作られ、津々浦々で多くの合唱団が活発に、精力的に活動している日本語の合唱の世界。今回、合唱組曲を作曲するにあたって、どのようにすれば自分なりの響きが作り出せるだろうか、21世紀に入ってすでに15年以上経つ現代において合唱曲における今日的な表現とはなんだろうかということを考えながら筆を進め、最終的に全4曲からなる本曲集「父親は」へと結実しました。
 テキストには谷川俊太郎詩集「空に小鳥がいなくなった日」所収の4編の詩「ほほえみ」「ここ」「父親は」「空に小鳥がいなくなった日」、そして谷川俊太郎(文)・吉田六郎(写真)の絵本「きらきら」を用いています。全曲を通して歌うことも各曲を抜粋して歌うこともどちらも可能です。
 第1曲「ほほえみ」は実質的な無伴奏曲で、詩中で何度も繰り返される「ほほえむことができる」と「ほほえむことができぬ」がたった1文字の違いですがしかし大きな違いとして、自然と人との違いを浮き彫りにします。そして最初、詩を読み始めた時には予期出来なかったかのような、大きな転換を伴った最後の悲劇的な結論。短いですがその劇的な詩の構成を活かすために、各パートの問いかけとそれに合唱が応答するという構成にしました。
 第2曲「ここ」では、今・ここにいるが同時に他の場所にもいるような…、目まぐるしく情景が移り変わっていく、そんな「めまい」のような感覚をテーマとして、様々な転調を用いて作曲しました。気楽なワルツのような曲です。また中間部のピアノパートは4曲中最も技巧的で華やかなパッセージを含んでいます。合唱の語りの部分の×印の符頭の音符は、音の高さではなく、発話の相対的なイントネーションを表しており、話し言葉の抑揚に合わせて発語することを意図しています。
 第3曲「父親は/空に小鳥がいなくなった日」では、1曲の中で二つのテキストを用い、「父親は」を歌詞として、「空に小鳥がいなくなった日」を中間部で朗読として用いました。前者の第1連に描かれている父親の死に向かうような内容と第2連の息子の生誕の内容を対照的なもの(時間的に逆行するもの)と捉え、音楽の形式と旋律線は(器楽作品ほど厳密ではないものの)練習番号Dの第49小節目を境にして、逆行的です。結論にあたる第3連は、父親の決意と意思を表しており、変ホ長調で力強く曲が結ばれます。なお、楽譜中に示してある鐘(チューブラーベルも可)は無しでも演奏することが可能であり、また中間部の朗読は子供ではなく大人が代わりに行うことも可能です。
 ここまでの3曲では「人(の愚かさ)と自然」を歌ったものでしたが、第4曲「きらきら」ではこれまでの人と自然の関係を離れて、自然の美しさを歌っています。全曲を通して歌う場合この曲は人なき後の「無人の世界」のような印象を与えるのではないかと思っています(ただ、こういう自然を見て美しいと感じる心は人間の視点があるからこそかもしれませんが)。原詩は雪の結晶の写真と文による絵本の形をとっており、その視覚的イメージを喚起するためということもあって、色彩的で精妙な和声法を意識しました。冒頭、雪がひらひらと降りてくるかのように始まるピアノ伴奏の一貫して続く6連符は、雪の結晶の六角形を意識しています。
 曲集の題名は内容的に最も中心的な役割を占める第3曲から取って「父親は」としました。
 
田中翔一朗

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