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松本 望:男声合唱とピアノのための組曲「回風歌」

価格 : 税込1,870円(本体1,700円)
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作曲:松本  望
作詩:木島  始
A4判/52頁
グレード:中〜上級
演奏時間:約18分
ISBN 978-4-7609-1948-2


「回風」とはつむじ風のこと。李白の「回風送天聲」からとられている。
1曲目は常に詩の冒頭の「モーノ・モンドン・レーガス(mono mondon regas)」のリズムが曲を支配しながら進んで行き、2曲目は支配される人々の声を掘り起こす風が歌われている。3曲目は急・緩の展開の後に1曲目のリズムが再現され組曲全体を纏める。


1. (4’45”)
2. (6’25”)
3. (6’50”)



 
<まえがき>
 
 男声合唱とピアノのための組曲「回風歌」は、創価学会しなの合唱団の委嘱により作曲、2016年9月にまず第3曲が初演された後、2017年3月の同団第25回定期演奏会にて全曲初演された。

 木島始氏の「回風歌」は、委嘱団体であるしなの合唱団の皆さんに歌いたい詩や詩人の候補を挙げて頂いた際に出てきた詩の一つだった。詩の冒頭に出てくる「モーノ・モンドン・レーガス」の耳に残る響きとリズムが、組曲全体の音楽的な色調を決めたと言っても過言ではないと思う(また、その意味が「金が世界を支配する」というのが何とも皮肉というか辛辣に感じられた)。

 組曲は全3曲から成り、1曲目はこの「モーノ・モンドン・レーガス」のリズムが常に曲を支配しながら進んで行く。2曲目は全体的にエネルギーは内側に秘められているが、途中で爆発を起こす。3曲目は急-緩の展開の後に突如1曲目を再現、組曲全体をまとめて終わる。また、各曲の詩の中に出てくる「つきぬけよう」「掘りおこそう」「あつめよう」といった呼びかけの単語には、言葉の自然なリズムには当てはまらないやや特徴的なリズムをわざと使用しているが、このリズムも、「モーノ・モンドン・レーガス」のリズムと共に全曲を通して出てくる主要なモティーフであり、これらのモティーフによって3曲は全体として大きな一つのまとまりを作っている。
 
松本 望

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