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市原俊明:混声合唱とピアノのための「やがて悲しみが」

価格 : 税込1,870円(本体1,700円)
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作曲:市原俊明
作詩:三好達治
A4判/52頁
グレード:中級
演奏時間:約12分35秒
ISBN 978-4-7609-1965-9


気鋭の新人作曲家の合唱組曲。
ポップスの演奏家として活躍していた作曲者が、「朝日作曲賞」を受賞したのをきっかけに、今まで封印していた本来のポップスの要素を取り入れた初めての合唱組曲として作曲したのが本組曲。
ポップスやジャズのイディオムを取り入れただけではなく、クラシカルなスタイルと融合させながら、今までにない合唱作品として魅力ある作品が完成した。

1. 昨日はどこにもありません(3’40”)
2. ニーナ (3’50”)
3. 甃のうへ(3’35”)
4. 菊(4’25”)
5. 少年 (4’10”)


市原俊明

東京都生まれ。サンフランシスコ州立大学(アメリカ・カリフォルニア州)音楽学部作曲科卒業。在学中ピアノをWilliam Corbett-Jones、作曲をRonald Caltabiano、Richard Festinger、Josh Levineの各氏に、室内楽をAlexander String Quartetに師事。現在は作曲家・合唱指導者として活動しており、特に近年はおもに都内のアマチュア合唱団の指揮者・ピアニスト・指導アシスタントとして活躍。自作曲の自演も含め活動の場を広げている。2015年、『混声合唱とピアノのための “印象”』で第26回朝日作曲賞受賞。2015年度北区区民文化奨励賞受賞。東京成徳大学非常勤講師。


 
<まえがき>
 
 私はずっとポップスの演奏家(いわゆる “ミュージシャン” )として活動しながらそれと並行して合唱の作編曲を続けてきましたが、合唱作品を作り出すときには一つ心に留め置いていたことがありました。それは、「ポップスのテイストを全く排除する」ということ。理由は簡単で、慣れ親しんだポップスの語法を安易に合唱曲に持ち込むことは、 “ミュージシャンが片手間で作る合唱曲” という評価につながると思い、それを避けたかったからです。
 前作『印象』も、ポップスのテイストを徹底的に排除した作品でした。ありがたいことにこの作品で朝日作曲賞をいただいたわけですが、この受賞をきっかけに私の中では「これでもう “ポップスの人が合唱曲を作っている” とは思われなくなるのではないか」という気持ちが生まれました。となれば、今まで排除してきたポップスの語法を合唱曲に用いても問題ないのではないか、こう思った私はそれまでの反動のようにポップスの要素たっぷりの曲を書こうと決めたのです。このとき『甃のうへ』だけはすでに単曲として書き終えていたのですが、この曲を中心にした組曲にしようと構想を練り、そして出来上がったのがこの『やがて悲しみが』という作品です。
 
市原俊明

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