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鈴木憲夫:混声合唱曲「巡礼」

価格 : 税込2,052円(本体1,900円)
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作詩・作曲:鈴木憲夫
A4判/64頁
グレード:初〜中級
演奏時間:約27分50秒
ISBN 978-4-7609-1962-8



四国八十八ヶ所、弘法大師修行の軌跡を辿る。著者自ら「巡礼」を経験し、三年の歳月を掛け創作された楽曲。
全四章で構成される本作。シンプルで繊細なモチーフと、繰り返し奏でる流麗な読経が強く印象に残る。お遍路を通し感じた情景、悟りを、真言と著者自身の言葉で描く。祈りの作曲家、渾身の作品。


〈第一章〉    (5'10")
〈第二章〉    (5'00")
〈第三章〉無常御和讃 (6'20")
〈第四章〉    (11'20")




 
<まえがき>

 高松混声合唱団から新作の依頼があったのは2011 年のことです。依頼は嬉しくはあるものの、同時にどんな作品・テキストにするかの労苦の始まりでもあります。此の度もそうでした。たくさんの資料を合唱団の人にも手伝ってもらい探し、それでも決まらず半ば断念しかけた時、「四国だから<巡礼>?」との思いから自身で「巡礼」をテーマにテキストを作り始めました。しかし一向に進まず、2014 年9 月、徳島から高知へのお遍路の旅を決行したのでした。お遍路の「装い」に身をくるみ10 日間歩き続けました。ある時は山を3 つも越え、沢を歩き、野畑をさまよい、平地では一日に30km も歩いたこともあります。かなり厳しくつらい経験でした。
 このような経験をしなければ今回の作品は完成することはなかったでしょう。それまでは数々の資料をもとに自分なりの風景を描こうとしました。が、それは単に言葉の羅列でしかありませんでした。お遍路の道を辿り、そこで得たものは「悟りに向かう道」でした。この作品は一人の人間がお遍路を通し、そこで感じ、発見し、「小さな悟り」を得るまでの「軌跡」を描いたものです。

 第一章はお遍路の「道」がテーマになっています。「この道には 幾多の人々の思いが刻まれ 道は記憶する」と。私の「思い」はその「道」に刻まれた人々の思いに及びました。
 第二章では道々の風景を描こうとしました。そして歩きながら「孤りきりの自分」に気付くのです。此の世に生まれた自分は「ただ孤りなのだと」。そして黙々と歩く姿を描きました。
 第三章では「和讃」を用いました。作曲の当初からそれは考えていたことでした。私の祖母は大変信心深い人で「和讃」を得意とし、幼い頃より祖母の詠う「和讃」「般若心経」の読経に私は慣れ親しんでいました。私の内で自然と導かれる世界を思う時、そこに祖母からの深い仏縁を感じます。既に此の世にいない縁故深い多くの人たちを思いながら歩きました。作品を完成させることが私にとり供養なのだといつしか思うようになりました。
 そしてある日ある時のこと、今は亡き人たちの事を思いながら、とくに亡き妻のことを思いながら歩いていると突然、滂沱のごとく涙が溢れました。「決して孤りではないのだ」と。今の自分はそういう人たちの「おかげ」で生きているのだと強く感じた瞬間でもありました。その思いが第四章になりました。 「今は亡き かの人の名を呼べば 傍らに寄り添いて 共に歩けし」というところがそうです。歩きながら幾度も幾度も空を仰ぎました。空は蒼く、どこまでも続いています。そしてその空の下では、皆、同じよう生き、生かされていることを感じたのです。第二章で「この世に在るは ただ孤り ただ独り」と言った私が、こう思うのです。<人は決して孤りではないのだ> と。

 わずか10 日間のお遍路の経験でしたが、それは私にとりかけがえのない時となりました。第四章で描いたことは全て私の実感であり様々な「思い」が詰め込まれています。私は小さな悟り「小悟」を得ました。それをいかに作品として結実するかが作曲のうえで大きな課題となりました。一歩一歩前へ前へと歩みながらそこに大きな「喜びと救い」を表したいと思いました。
 詩の最後で「己と出会うために」と書きました。「全ての答えは我が内に在り」と考えている私にとって「巡礼の道」とは「己と出会うための道」だったと気付くのです。この作品に副題を添えるとするなら「私の巡礼の道」ということになるでしょうか。
 作曲を終えた今、「今でも自分があの道々を歩いている」かのような思いにとらわれることがあります。私の巡礼の旅はまだ続いているのです。  
 指揮者の中尾英雄先生はじめ高松混声の皆さんには牛歩遅々とした私の仕事ぶりに辛抱強くお付き合いを頂きました。団長の西池孝則さんは第一番札所「霊山寺」からお遍路姿の私の旅立ちを見送ってくれました。作品はたしかに私の手によるものですが、高松混声の皆さんと共に作り上げたかのような気がしています。さらに、「四国霊場」の「場」がこの曲を作らせたような気もしています。  

 一人の人間の「心の軌跡」をこの作品から感じ取っていただけますなら、何より幸いとするところです。
 
鈴木憲夫

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