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松下 耕:男声合唱とピアノのための「罰と罪」 
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作詩:宗 左近
作曲:松下 耕
A4判/76頁
グレード:中〜上級
演奏時間:約21分30秒
ISBN 978-4-7609-1945-1
2015年、ヴォーチェス・ヴェリタスの委嘱により作曲。
テキストは詩集『宙宇』からとれれている。
詩人特有の逆説によって死者と生者を取り巻く宙宇が提示され、時には苦痛の叫びのようにも聞こえる「声」が谺する。「無」と「有」、「罰」と「罪」そして「愛」が対比され、人は(神までもが)罰と罪を受け入れて生きて行くことを高らかに歌う。全3楽章。
1. 第一楽章(7’00")
2. 第二楽章(8’45”)
3. 第三楽章(5’20”)
贖 罪(男声合唱とピアノのための『罰と罪』に寄せて)
1945年3月10日に襲った東京大空襲。詩人宗左近は火を避け、母と共に逃げ惑っていた。二人は手をつなぎ、必死に逃げたが、燃えさかる火の中で、母は転び、その手が離れてしまう。宗はそこで母を置き去りにしてしまう。 この凄まじい体験は、宗に言葉を与えることになる。詩人宗左近は贖罪の言葉を書き続けることになる。 戦争は、彼の母の生命を奪った。また、彼の多くの友人を還らぬものとした。しかし彼自身は生き残った。生き残ってくれたことで、私たち戦後の人間は夥しい数の宗作品に触れることが出来、多くの感動を味わい、戦争と平和について深く、誠実に考えを巡らすことが出来る。彼を生かしてくださった神に感謝である。しかし、彼自身は、自分だけが生き残った事に咎を感じ、自分こそが罪であり、生きてゆくことそのものが罰であるとし、贖罪のために生きてゆく決心をしたのだ。なんと悲しく、切ない事実であろうか。 壮絶な詩人の人生が凝縮したような長編組詩『組曲 罰と罪』(注:『組曲』の表記は原題に含まれている)は、思潮社刊の詩集『宙宇』の中に収められている。この組詩の中から抜粋し、この曲のテキストとさせていただいた。 曲は、詩人の表現している『感性の弁証法』とも言える二面性、多面性、高次元的空間の表出のために、黄金分割理論に基づくα和音を用い、構築されている。MajorとMinorの二面性が同居するこの和音は、このテキストを音化するのに適していると思うからだ。 またこの曲は三つの楽章から成り立っているが、曲としては詩の原題にあるような『組曲』ではない。初演の際には原題に従って『組曲 罰と罪』としたが、出版にあたり、解釈の混乱を避けるため『組曲』の表記は削除した。
このテキストの中に現れる鮮烈な言葉のひとつに『わたしの卑怯』がある。私は、この言葉の中に宗左近の高潔さを見いだすが、『卑怯』は私自身に内在するものでもある。この曲を書く、ということ、つまり卑怯である私を音化することは、ある意味清々しい作業であった。この曲は、私の贖罪のしるしでもある。 松下 耕 |