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名田綾子:混声合唱とピアノのための「フランス歌めぐり」




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編曲:名田綾子
A4判/56頁
グレード:中級
演奏時間:約16分30秒
ISBN 978-4-7609-2473-8

既刊の「イタリア歌めぐり」に続く、新しい「歌めぐり」シリーズ。
今回は誰でも知っているフランスの歌(歌詞は日本語)5曲からなる曲集である。
ラヴェルの「ボレロ」の冒頭から始まる「王の行進」、ハバネラのリズム(カルメン)にのった「小さな木の実」、サティの音楽に導かれた「ホフマンの舟歌」、軽快でコミカルな「クラリネットをこわしちゃった」、そして「きらきら星」は有名なピアノ曲で始まり、終わりは・・・。今回も趣向をこらした楽しい編曲になっている。

1. 王の行進〈門馬直衛/フランス民謡〉(2'50")
2. 小さな木の実〈海野洋司/G.ビゼー〉(3'30")
3. ホフマンの舟歌〈堀内敬三/J.オッフェンバック〉(4'05")
4. クラリネットをこわしちゃった〈石井好子/フランス民謡〉(1'50")
5. きらきら星〈武鹿悦子/フランス民謡〉(4'15")




<まえがき>

 「日本の四季めぐり」(2011年女声・2013年混声)、「イタリア歌めぐり」(2013年混声・2015年女声)に続く、歌めぐりシリーズ第3弾「フランス歌めぐり」がこの度刊行の運びとなりました。
 「四季めぐり」は私の合唱デビュー作品でもあり、このシリーズが多くの方に歌われ広がっていくのはこの上なく嬉しく、ありがたいことです。古くから伝わる名歌にひとさじのスパイスを加え、新しい味付けで楽しむというコンセプトは、日本・イタリアに続く今回のフランスでもさらに色濃くなっています。
 フランス民謡というのは、実際聴いてみると知っているのですが意外と思い浮かぶものが少ないような気がします。シンプルでコンパクト、しかしやはりフランスらしい奥行きを感じさせるような旋律が多くありました。今回は、フランスを代表する作曲家ラヴェル、ドビュッシー、サティ、ビゼーなどの香りをまとわせた、フランスならではのアレンジになっています。
 「始めと終わりはラヴェルのボレロで」という素敵なアイデアをいただき、1曲目と5曲目はオプションでスネアドラムを入れています。ピアノだけでも演奏できますが、スネアが入るとグッと臨場感と迫力が増しますので、可能でしたらぜひ加えて演奏してください。

1.  王の行進
ボレロ(風)のオープニングから、徐々に「王の行進」の旋律が浮かび上がってきます。
 「王の行進」はフランス南部プロヴァンス地方に伝わる民謡で、ビゼーの劇付随音楽「アルルの女」の中で引用さ れています。

2.  小さな木の実
 ビゼーの歌劇「美しきパースの娘」の中の〈セレナード〉が元になっています。
 ハバネラの音型を背に、どこかノスタルジックで影のある、ウエットなアレンジに。

3.  ホフマンの舟歌
 この曲のやわらかく甘い旋律を、あえてサティの「ジムノペティ」と組み合わせてみたら意外とフィット。
 全体的にややシュールで浮遊感のある、不思議な舟歌に。

4.  クラリネットをこわしちゃった
 思い切りコメディ!の一曲。クラリネットの壊れっぷり、「ぼく」の慌てっぷりを痛快に!

5.  きらきら星
 あまりに有名なこの曲、発祥はフランスのシャンソンで、後に英語の詩がつけられたものです。
 星、のつながり(?)で「月の光」(ドビュッシー)とペアリング。原曲とは違う感覚の3拍子に乗って、やがて ボレロの大団円へ。


 
名田綾子

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