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山下祐加:混声合唱組曲「ねむりのもりのはなし」 
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作曲:山下祐加
作詩:長田 弘
A4判/56頁
グレード:中〜上級
ISBN 978-4-7609-1373-2
2014年度朝日作曲賞受賞作品。
終曲の「ねむりのもりのはなし」は2015年度の全日本合唱コンクールの課題曲に選定された。
2012年の「The Premiere vol.2」で本格デビューした作曲者の意欲作。
テキストは一見すると関連性を見いだせないが、「話」というキーワードでつながり、それぞれが物語性を持っている。組曲全体を通してそれぞれの言葉の概念を大切にすること、リズミカルな言葉の言い回しを活かすことを念頭に置いて作曲された。
1 ひとはねこを理解できない (6'45")
2 ライ麦の話 (3'15")
3 ねむりのもりのはなし (3'50")
<まえがき> 私が「ねむりのもりのはなし」という詩に出会ったのは今から4年程前です。詩集『心の中にもっている問題』(晶文社)を読んだ際に衝撃を受け、いつかこの詩で合唱曲を書きたいという思いを募らせてきました。2013年末から2014年の初めにかけて「はなし」という言葉を一つのキーワードに、新たに選んだ2篇の詩と合わせて組曲を作曲しました。 1曲目の「ひとはねこを理解できない」は、ピアノによって「ねこ」の鳴き声や姿を描写したように「ねこ」が主人公となって、理解できないことに直面すると極端に驚く「ひと」の姿を客観的に滑稽かつ皮肉な目線で表現しました。詩の形式と同じように、曲も変奏曲のような形をとっています。2曲目の「ライ麦の話」は、風が吹き渡る広大な大地に1本のライ麦が育っていく自然の美しさや生命の神秘を音にしました。ピアノのアルペジオは風や日の光り、大地に張り巡らされていく根を表現しています。強く勢いよく、まっすぐ空に向かって伸びていくライ麦の姿は温かな合唱のハーモニーによって描きました。終曲の「ねむりのもりのはなし」は、調性、リズム、音程、アーティキュレーションなどいろいろな角度からあべこべの世界を演出しています。 3つの詩が持つ真理を追究し、音楽にしていく作業は時に難解でもありましたが楽しい作業であったことは言うまでもなく、組曲全体を通してそれぞれの言葉の概念を大切にすること、リズミカルな言葉の言い回しを活かすことを念頭に置いて作曲しました。そしてこれらの詩が社会に深く問いかけるものでありながら、ユーモアや温かさも併せ持っているところに魅力を感じ、私も音楽でそのような世界を表現したいと思いました。 詩人の長田弘先生はこの作品が音になることを楽しみにしてくださっていましたが、残念ながら本年5月に亡くなってしまいました。先生とお話できたのは僅かな時間でしたが、先生が温かい笑顔で話してくださった、大好きだったねこのことやライ麦パンの話は私にとって宝物となりました。そして、鋭い口調で話された「現代人に欠けている想像力」を広げるのには、まさに打ってつけの詩3篇だと思います。語るように、そして演じるように演奏していただけたら嬉しく思います。
山下祐加 |