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モシュコフスキ(松永晴紀):「先生と生徒」 ピアノ連弾のための小品集 
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作曲:M.モシュコフスキ
校訂:松永晴紀
菊倍判/40頁
グレード:生徒初級/先生中級
ISBN 978-4-7609-0729-8
ポーランドに生まれ、ドイツで学び活躍した作曲家モーリッツ・モシュコフスキMoritz Moszkowski(1854〜1925)によるピアノ連弾作品。作品96。生徒がSecondo、先生がPrimoを弾く、連弾では珍しくも教育的な作品で全8曲から成る小品集。
生徒は全曲で固定された一つのポジションの5つの音のみでバスを弾くが、その動きはオクターヴ離れたユニゾンか,片手のみに限られる。
1. 前口上 Prologue
2. 楽興の時 Moment Musical
3. メロディ Mélodie
4. 舞踏曲 Air de Ballet
5. アラベスク Arabesque
6. 子守歌 Berceuse
7. ワルツ Valse
8. タランテッラ Tarentelle
<モシュコフスキについて 抜粋>
モーリッツ・モシュコフスキは、ドイツのブレスラウ(現在はポーランドのヴロツラフ)生まれのポーランド系ユダヤ人の作曲家で、ドレスデンで学んだ後、ベルリンでクラックに学んでいます。
連弾曲の「スペイン舞曲集 作品12」が1876年の出版当時、たいへんな人気を博しただけでなく、ホロヴィッツがピアノ独奏曲「火花 作品36-6」をアンコール用に得意としたように、ピアニスティックで華麗な数々の作品は、多くの巨匠たちによっても頻繁に演奏されていました。
19世紀末には、印象主義をはじめ、さまざまな革新的な音楽が探求され始めましたが、モシュコフスキは一貫してロマン派の親しみやすい作品を書き続けました。それらはピアノ作品が大部分ですが、オペラや協奏曲、管弦楽曲も残し、モシュコフスキを単に「サロン音楽のピアノ曲の作曲家」と評するのは、完全な誤解と過小評価です。モシュコフスキは高度で堅実な作曲技法を身に付け、なによりもピアノの効果的な書法を知り尽くしており、教師としてはホフマンやペルルミュテールらを指導し、ピアニストとしては「比類なく繊細で、磨き抜かれた輝かしいテクニックを持つ」と評されました。
<作品について 抜粋>
モシュコフスキは1875年作曲の「ワルツ集 作品8」に始まり、8集のオリジナル連弾作品を残しましたが、1920年にパリのエノック社から出版された全8曲の「先生と生徒 作品96」は、それらの最後に当たります。本版はエノック版に基づき、モシュコフスキ自身によるものと思われる運指を載せたうえで、校訂者によるものを加えました。
この作品は、生徒が弾くセコンドのパートは、全曲、一つの固定されたポジションで弾ける5つの音だけで書かれているため、技術的にはたいへん易しいものです。セコンドの負担を軽くするため、ペダルはプリモが担当するのも連弾曲として実にユニークです。その反面、プリモのパートはなかなか難しく、まさに「先生と生徒」のタイトルがふさわしい作品です。教育的な意図を持ちながら、曲想はまったく堅苦しさを感じさせず、セコンドは音の数や動きが限られているにもかかわらず、プリモと一緒に響くと、ロマンティックな詩情に満ちた、極めて魅力的な連弾作品となります。セコンドは技術的な困難が少ないため、初心者でもプリモを含めた全体の音を良く聴き取ることができ、自分は同じ音を弾いているのに、プリモの音が変わると、音楽全体がさまざまに変化する不思議さや楽しさ、そして二人で一緒に音楽を作り上げる「連弾」の素晴らしさが味わえることでしょう。
この作品のタイトルは「先生と生徒」ですが、「生徒」どうしが二人で弾くことも、たいへん有益です。二人ともプリモを弾く力があれば、交替で両パートを弾いてみることを強くお薦めします。バスの大切さが実感できるだけでなく、連弾への理解がいっそう深まるでしょう。また「先生」どうしが弾いても、とても効果的な作品で、哀愁を帯びた風情と繊細で優美な抒情が聴く人々を魅了することでしょう。
松永晴紀
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