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名田綾子:無伴奏混声合唱のための「聴くと聞こえる−朝の音−」 
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作曲:名田綾子
作詩:谷川俊太郎
A4判/32頁
グレード:中級
演奏時間:約17分
ISBN 978-4-7609-2042-6
2019年1月27日、「Gaia Philharmonic Choir」第14回定期演奏会にて委嘱初演。「朝」という言葉をキーワードに集められたテキストに基づく。「朝」の持つ清らかさや爽やかさ、そして新たな始まり、希望といったものに憧れて音を紡いだ結果、人間の声のみで表現する無伴奏の作品にたどり着いた。タイトルの「聴くと聞こえる」は、意志を持って「聴く」と、自然に耳に入ってくる「聞こえる」という詩人の言葉から採られている。全4曲。
1. 朝ゆえに (3’05”)
2. ひとり (3’45”)
3. 空耳 (3’10”)
4. 朝 (5’15”)
<まえがき>
「朝」ということばが持つ、清らかさ、爽やかさ、そしてある種の神聖さ。一日のスタートとしての、期待に満ちた明るさ。一日を人の一生に例えると、朝は産まれたての無垢なとき。また、「明けない夜はない」「必ず朝は来る」などの言い回しがあるように、「朝」は悩みや苦しみの先にある一筋の光、希望の象徴と言えるかもしれません。 さまざまな表情を持つ「朝」に対する私自身の興味・憧れのようなものを作品として残してみたいと思いました。
4曲の詩は、谷川俊太郎さんの2つの詩集から2篇ずつ選んだもので、いずれも朝にまつわる内容です。谷川さんの詩と吉村和敏さんの写真による『あさ/ 朝』より「朝ゆえに」「朝」、詩集『聴くと聞こえる on Listening 1950-2017』より「ひとり」「空耳」(この2つの詩集はいずれも過去の作品を含むアンソロジーです)。
この作品は、私自身初めての無伴奏混声合唱組曲となりました。これまでの合唱作品はピアノの存在が前提であり、とりわけ幼い頃からピアノを第一の楽器として歩んできた身として、単に伴奏ではなく合唱と対等な立ち位置としてのピアノの存在を大切に書いてきました。そうしたいくつかの作品を経て、今回はあえてピアノから離れ、合唱のみ、すなわち人間の声のみで表現することにチャレンジしてみたいと思いました。今回の題材がそうさせたとも言えます。
組曲タイトルの「聴くと聞こえる」に関しては、谷川俊太郎さんの同名の詩集のあとがきに感銘を受け、心から共感を覚えたのでご紹介いたします。
*********** 日本語には松籟とか風韻ということばがあります。松を渡る風の音、吹く風そのものの音など、私たちはさまざまな自然音に、詩情と言っていいような感情を呼び覚まされていると思います。そのような「聞こえてくる」自然音に対して、人間が創る音楽を私たちは耳を通して心で「聴く」のです。
でもその二つの聞き方はもともと区別できるようなものではないでしょう。この本の題名を私ははじめ「聴く」と「聞こえる」というふうに、分けて考えていました。ところがそのうち集中して「聴く」と、深いところにひそむ「聞こえる」ものに気づくのではないかと思うようになりました。
活字で黙読する詩と、声で音読される詩は、時に全く違う感動を人にもたらします。若いころから私は詩と音楽を 切り離して考えたことはありませんでした。詩も音楽も沈黙・静けさを古里として生まれてくる姉妹なのです。 (2017年9月 谷川俊太郎) ************
自然と耳に入ってくる「聞く」と、意志を持って「聴く」。私は詩を読み曲を書くとき、詩と向き合いじっくりことばを「聴く」と、いつしかその詩から音楽が「聞こえる」感覚があります。まさに「聴くと聞こえる」。4曲それぞれの彩りをまとった朝の音を味わっていただけたら幸いです。 名田綾子 |